20世纪70年代以来日本的博物馆教育及对中国的启示;1970年代以降日本の博物館教育と中国への示唆毕业论文
2021-10-24 15:26:19
摘 要
博物馆作为重要设施之一在社会教育中发挥着重要的作用。20世纪70年代,随着日本教育政策的巨大变化,博物馆教育得到了长足的发展。特别是以1990年制定《终身学习振兴整顿法》为契机,日本提出了“社会教育”、“终身教育”、“终身学习”等一系列概念,对日本的博物馆教育产生了巨大的影响。
本文在整理和分析了迄今为止的先行研究的基础上,概述了20世纪70年代以来日本博物馆教育的发展历程,并通过具体的案例对日本博物馆教育的现状进行了分析。从目前在日本备受瞩目的“博物馆教育和终身学习”、“博物馆教育与学校教育的合作”、“以儿童为对象的博物馆教育”三个方面来考察日本博物馆的发展成果和特征。通过对中国博物馆教育现状的分析,指出其中的问题所在,并阐明中日两国之间的共同点和不同点。最后,参考日本博物馆教育的经验,从思想和实践两个方面提出了对中国博物馆教育的改善方案。
关键词:博物馆教育;社会教育;终身教育;中日比较
要 旨
博物館は、社会教育施設として重要な役割を果たしている。1970年代以降、日本の教育施策の大きな変化に伴い、博物館教育が著しい発展を遂げた。特に1990年には「生涯学習振興整備法」の制定を契機に、「社会教育」「生涯教育」「生涯学習」といった諸概念が提唱され、これまでの日本の博物館教育には大きな影響を与えている。
本稿では、これまでの先行研究を整理・分析するうえで、まず、1970年代以来日本の博物館教育の沿革を概観する。次に、具体的なケースを通して、日本の博物館教育の現状を分析する。現在日本では注目される「博物館と生涯学習」「博学連携」「児童を対象とする博物館教育」という三つの側面から、日本の博物館の実績と特徴を考察する。そして、中国の博物館教育の現状分析を行い、その問題点を指摘しながら、中日両国の共通点と相違点を明らかにした。最後に、日本の博物館教育の経験を参照し、中国への改善案を提言した。
キーワード: 博物館教育;社会教育;生涯教育;中日比較
目 次
1 はじめに 1
2 博物館教育の概要 2
2.1 博物館の定義 2
2.2 博物館教育の定義 3
2.3 研究方法 4
3 日本の博物館教育 4
3.1 日本の博物館教育の発展 4
3.2 日本の博物館教育の特徴 10
3.3 日本の博物館教育の問題点 12
4 中国の博物館教育改善への示唆 13
4.1中国の博物館の発展と課題 13
4.2 中日における博物館教育の比較 14
4.3 中国の博物館教育改善への示唆 15
5 終わりに 17
参考文献 19
謝 辞 20
1970年代以降日本の博物館教育と
中国への示唆
1 はじめに
博物館は、社会教育施設として重要な役割を果たしている。1970年代以降、日本の教育施策の大きな変化に伴い、博物館教育が著しい発展を遂げた。本稿は1970年代以来日本の博物館教育に焦点を当て、1970年代以来日本の博物館教育や中国の博物館教育についての先行研究を参照した上で、中日両国における博物館教育の共通点と相違点を比較分析し、日本の博物館教育の良い経験をまとめ、中国への改善案を探るものである。
近年、社会の発展に伴い、国民の科学的素養と文化的アイデンティティの向上は博物館教育に新たな課題を与えている。中国では、博物館教育をさらに発展させること、博物館教育に係る法律や規則を完備すること、学校や生涯学習等の教育セクターと博物館との連携の緊密化などの課題が喫緊かつ深刻となってきた。一方、日本では、生涯教育などの教育政策を提出して以来、多くの成果を上げた。一衣帯水の隣国としての日本は、その博物館教育の発展沿革と我が国のとは実に似ているところが多いと言える。したがって、日本の博物館教育における経験と未だに解決できない問題点は我が国の今後の博物館教育への示唆に富むであろう。
中日両国の博物館教育については、多くの研究が行われている。従来の研究は、主に博物館教育の展示活動の展開、博物館教育と外部との連携に焦点が当てられてきた。
金起範、朴燦一・ほか(2001)によれば、日本の博物館が韓国を始め、海外の博物館とお互いに展示物の流れ及び職員間の交流に積極的であり、外国博物館教育の動向を適時に把握しているということである。
鄭奕(2018)は、中国の博物館教育の現状、博物館教育活動における新しい技術の活用する方面に発展を遂げたが、形式上の変化が少なく依然として展示解説を中心に行われていること、また、具体的な博物館教育に関する法則が制定されていないと述べている。
朝賀浩(2017)は、1970年代以降、日本の教育政策の一連の変化が博物館教育の発展の要因であることを挙げている。
朱華俊(2018)は中日両国の博物館教育について、比較研究を行い、両国の博物館教育の発展プロセス、生涯教育政策と日本の博物館教育が助け合って発展してきたこと、日本の博物館教育が博学連携や児童向けのデザインなどのところに工夫を凝らしたこと、そして、中国の博物館が文化財の収蔵に重んじて、博物館の教育機能に対する認識が足りないということを明らかにしている。
これらの先行研究から、日本の博物館教育は生涯教育における重要な一部として、自分なりの道を沿って相当な実績があり、その展示活動を組織する形が豊かであり、博物館教育と学校や地域などとの連携及び児童博物館教育に力を入れることという特徴を持っており、こういった方面に足りないところがある我が国の博物館教育への示唆があることが分かる。
しかし、日本の博学連携の意義はどこにあるのか、もう一つの特徴としての学芸員[1]の育成はどのようなものか、日本の博物館教育のデザインにどのような理念が含まれるのか、またその理念から思想的上の啓示、そして日本の博物館教育の問題点については、管見の限り明らかにされていない。そこで、本研究では、1970年代以降日本の博物館教育を、思想と実践の面からその発展と各要因の間の関係を分析し、その特徴と問題点をまとめ、その結果を参考として我が国の博物館教育を改善するには必然な取り組みを考察する。
以下、第2章では中日の博物館及び博物館教育の定義や調査方法について概説している。3章では調査を通して得られた情報を整理して、1970年代以来日本の博物館教育の発展を概観し、その現状について考察を行う。4章では中国の博物館教育の現状や博物館関連法規を紹介し、現状分析を行い、その問題点を指摘しながら、その結果をもとに、中日両国の共通点と相違点を明らかにしたい。最後に、日本の博物館教育の経験を参照し、中国への改善案を提言したい。
2 博物館教育の概要
2.1 博物館の定義
世界的な博物館の定義は、国際連合教育文化機関(UNESCO)内に設立されている国際博物館会議(ICOM)で示している。ICOMにより、博物館は社会とその発展に貢献する恒久的非営利機関であり、人々とその環境に関する物的資料を研究・教育・楽しみの目的で収集・保存・研究・伝達・展示を公共に行う(1960)。中日両国の博物館の定義を表2.1に示す。
その結果、博物館の第一義は教育であり、教育の手段として活用する資料を収集・保存することである。したがって、中日両国の博物館の定義は国際基準に準拠している。また、日本の博物館の定義は、博物館教育の定義であると捉えることができる。
日本 | 中国 | |
博物館の定義 | 「歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管(育成を含む。以下同じ)し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資するために必要な事業を行い、あわせてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関で第2章の規定による登録を受けたもの(1951)」 | 「博物館は社会とその発展に貢献する恒久的非営利機関であり、人類の有形文化財と無形文化財を研究・教育・楽しみの目的で収集・保存・研究・伝達・展示を公共に行う。(2007)」 |
表2.1 中日博物館の定義
2.2 博物館教育の定義
教育とは辞書によると、教え育むこと・人間を成長させるために物事を教えること・人の心身両面にわたって、 またある技能について、その才能を伸ばすために教えることとある。そもそも「教育」には学校教育や博物館教育、家庭教育などがある。博物館は展示、つまり、物(実物)を見せることを中心とした教育であり、展示はそのもっとも主要な手段である。一方、広義的な博物館教育は、展示のほかには、博物館の組織する教育活動や学芸員の参加なども含めた。博物館での教育のあり方としては、博物館に展示されている実物資料を鑑賞することで自ら学ぶ能動的学びと、学芸員を通じて学ぶ受動的学びの両立が必要だと考える。モノを見て自ら学ぶことで学びがより深まる。また、学芸員から学ぶことでモノの持つ意味や重要性・価値などを知り、学びが循環していく。そして、学んだことの成果を活かす場として博物館のボランティアなどに参加することも大切なのである。したがって、本稿では、この広義の定義に則っている。
2.3 研究方法
本稿は主に文献分析法と比較分析法の手法を使った。
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