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毕业论文网 > 文献综述 > 文学教育类 > 日语 > 正文

从动漫看日本的幽灵文化(アニメから見る日本の幽霊文化)文献综述

 2020-03-16 13:53:17  

文 献 综 述

1『日本妖怪変化史』 江馬務 中央公論新社 発売日: 2004/06

 幽冥界には妖しい力があって絶えず人間界に災厄を加えんと恐ろしい糸を操っている。様々な視点から「妖怪」というものが考察されていて興味深い。多くの文献から収集した記事をもとに、妖怪変化の正体を多面的に明らかにし、古来の風俗に人間の妄執の移り変わりを見る。

2『妖怪談義 』  柳田國男 講談社 発売日: 1977/4/7

 この作品のなかで、はっきりと説かれてはいないが、妖怪変化のイメージが都市の住民たちが作り出したものであることは明らかになるだろう。妖怪譚が数多く採集されており、いずれも怪奇味の要素が濃厚である。われわれの畏怖というものの、最も原始的な形はどんなものだったろうか。何がいかなる経路を通って、複雑なる人間の誤りや戯れと結合することになっただろうか。幸か不幸か隣の大国から、久しきにわたってさまざまの文化を借りたが、それだけではまだ日本の天狗や川童、又は幽霊などというものの本質を、解説することはできぬように思う。

3『巷説百物語』 京極夏彦 角川書店 発売日: 2003/06

 この作品は、 御行一味が八方塞の事件を妖怪仕立ての仕掛けで解決していく物語だ。小豆洗い、白蔵主、舞首、芝右衛門狸、塩の長司、柳女、帷子辻の7妖怪を立ち現れる。登場する妖怪たちは、人間の心の闇や業が形を成した末の「悲しい姿」だ。人間の醜い心を風刺したものでもある。

4『百鬼解読 妖怪の正体とは?』 多田克己  講談社 発売日: 1999/11

 この本には鳥山石燕の妖怪図鑑に収録された妖怪42体を「解読」したもの。鳥山石燕の妖怪画には数多くの洒落、諺、慣用句、隠語などが込められているとのこと。著者は、ただの妖怪解説には止まらず、鳥山石燕の絵に隠された洒落を見事に解き明かして行う。「京極堂シリーズ」でモチーフに使われた妖怪達数十匹について解説されている。

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