七夕という祭りは本来中国古来の昔話によるものだが、その織姫と彦星の昔話は中国古代の四大伝説の一つだと言われる。アジアの国々の中には、中国文化を受けた国が多く、今の七夕は中国、日本、北朝鮮及びベトナムなどの国の共有な祭りとなっている。

日本と中国は古来一衣帯水の隣国である。地理的な位置が近く、古代から両国は政治や経済など各方面の交流を行なってきた。そのため、両国は今でも相似している点がいくつもある。文化の面からみれば、全く同じであることも珍しくない。しかし、時間がたつにつれて、同じものでも変化が生まれる。日本の七夕は、奈良時代に中国から流入した七夕と日本独自の昔話である「棚機津女」が融合してできたものである。両国の七夕は起源こそ同じであるが、それぞれの発展を遂げ、今日では性質の異なるものになってしまっている。

そのため、日本と中国の学者たちは中日七夕についての比較研究に莫大な労力を注いだ。そしてそこから、様々な成果が導き出された。本論文は中日七夕の違いを探ることで、中国伝統文化の保存と伝承の手助けになるよう参考、啓示を与えることを目的としている。

2. 研究的基本内容与方案

基本内容：

この論文は複数の文献を使い、主に「起源」、「発展の歴史背景」及び「現状」の観点から両国の「七夕」の違いを分析することにより、両国の文化の相違点を垣間見ることとする。日中両国の七夕文化に対する定義と現状の認識や、「中国七夕」という伝統文化の海外流失という現象を通して、伝統文化をいかに伝承、保存すれば良いかについて論ずる。

技术方案：

1、卒論のテーマを選定すること。

2、資料、参考文献を集めること。

3、スケジュール通りに進みぐあいをそろえること。

4、本人で卒論を作成すること。