先行研究を日本の風呂文化の紹介と日本人の風呂好きな原因を二つに分けて紹介する。

① 日本の風呂文化の紹介

日本のお風呂文化を研究した日本人と中国人は多い。黄金波と陈岩が書いた『温泉および温泉地の効果』の中で、日本の温泉について多い論点がある。日本は温暖多湿である気候条件も風呂文化に大きく影響し、たくさんの温泉や銭湯が利用されている。温泉に浸るとなると、疲労を解消し、元気に回復できる。ただし、日本で純粋な公衆浴場「銭湯」が登場したのは江戸時代といわれている。サウナ、泡風呂、薬湯、季節によって特別なお風呂や朝風呂もある。一年中そうちょう４時から開いているお風呂屋さんもあるそうだが、これも大変珍しい。彼らは文化の方面から書いた観点がちょっと不足である。補充できるところがある。お風呂屋さんは体を洗うだけのところではなく、昔から人と人の交流の場だ。それは日本人は入浴に精神の開放、快楽を求めているからである。風呂はストレスを解消に有利だ。

日本の入浴のしかたは独特だ（阿部修 ,王冲：風呂好きな日本人,日语畅谈日本文化,　2010年）。季節にかかわらず、風呂は日本人の日課になった。風呂の入り方は、まず、体を洗う、浴槽のそとだ。浴槽にいっぱいになったお湯の中に入って、首まで浸かることだ。入浴したあど、体を洗うのは一回もした。このようなやり方は世界でも珍しいと言われる。お風呂のお湯の温度が高い。家族が、順次同じ浴槽の湯を使い、最後の人が入った後で、浴槽の湯を流した。これも意外だが、子ともは長幼の序を習うことができると思う。家族の感情も良くなった。　

風呂場の戸も独特だ〔刘淑梅： 風呂場の戸,最新日语阅读,2006年12月〕。日本の住宅の風呂場の戸にガラスが使われているのは、風呂場の構造と入浴方法からみて、ガラスが最も適しているからであろう。さらに、ガラス戸の背後には日本独特の「風呂の文化」があるかもしれない。たとえば温泉や銭湯のように、他人と一緒に入浴する習慣がある。裸になることを気にせずに、友人や同僚と一緒に風呂にはいることによって、より親しい人間関係ができると考える日本人も多い。人と人の交流がもっと亲密になった。

②日本人の風呂好きな原因

日本人は「風呂好きな民族だ」とよく言われ、主に日本人はなぜ風呂が好きなのかについてのものである（陈风，李丽桃，董继平：日本人はなぜ風呂が好きなのか，闲读日本文化#65381;习俗，2012年1月）。心身を清めたり、治療に用いたり、娯楽社交の場として好かれるなど、昔から日本人は風呂を愛用してきた。日本人は湯につかる習慣がある。宗教的、文化的通過儀礼としても湯を浴びることは、日本人に重要視されてきたのである。風呂場が平等な付き合いの場としてそのまま一つの社会を形成しているところに、日本のもう一つの特色がある。そして、日本人はただ身体を洗うだけでなく、風呂を楽しんでいると思われる。

日本の風呂文化について、異なるの文化背景になので、入浴して感覚も違う。もっと深い意味を検討すべきなのだ。〔房远：我爱洗澡，皮肤好好,当我们聊起日本时,2011年5月〕純粋なことが好きな日本人は慎重に入浴した。彼らが入浴を神聖なことだ。彼らがお風呂は娯楽ではなく、教育、文化だ。なぜ日本人はお風呂がすきなのか。中国人と違って、日本人は非常に入浴の方法の研究に溺れている。彼らは一日何も食べなくても一日お風呂に入らなければどうしようもないといわれている。日本人は本当にお風呂が大切なものと見られるといわれる。しかし、中国人はただ身を清潔した。

日本人は自然が好きな民族だ。ある意味では肌に引き起こす予感美学である。もっと深い意味は自然に関するものである。〔多田道太郎：肌肤引发的预感美学， 身边的日本文化,2008年2月〕。日本民族は「和」文化を重んじる民族だとみられる。日本人は自分を「大和民族」と呼ばれる。日本民族の特有の文化現象が生まれる背景をまとめて、この民族をよく了解することができる。

要するに、本文の先行研究は充分とは言えない。限られた資料を生かし、自分の考えを含め、日本の風呂文化に関して考察しようと思う。日本の風呂文化に関して考察はたくさんあったが、実際にこの論文の先行研究になれるのは少ない。日本の風呂は自分が体験したことはない。しかも、本当の風呂の感じを知らないのだ。

参考文献

（一）日本語関係の論文類

1．曹金波编 陈岩审「温泉および温泉地の効果」　『话说日本 日本纵横』大连理工大学出版社　2007-05

2．佐岛群已 岩户荣 须田坦男编「日本人のくらしと風呂」『日本文化#65381;社会#65381;风土』四川大学出版社 2002-05

3．陈风 李丽桃 董继平编「日本人はなぜ風呂が好きなのか」『闲读日本文化#65381;习俗』天津大学出版社2012-01

4. 阿部修 王冲编「風呂好きな日本人」『日语畅谈日本文化』大连理工大学出版社　2010-03

5. 刘淑梅 等编「風呂場の戸」『最新日语阅读』山东大学出版社2006-12

6. 孟祥越 赵爱莲 王静编「銭湯」『日本生活面面观』外文出版社2007年

（二）中国語関係の論文類

1. 多田道太郎著 汪丽影译「肌肤引发的预感美学」 『身边的日本文化』南京大学出版社2008-02

2. 房远著「我爱洗澡，皮肤好好」『当我们聊起日本时』 京华出版社2011-05

3. 李雪梅著「日本人与”汤”」『日本#65381;日本人#65381;日本文化』浙江大学出版社2005-03

（三）中国語関係の著作類

成君忆　（2009）　『洗澡 疲劳与危机中的变革之道』　新华出版社