１、青山七恵（２００７）『ひとり日和』

河出文庫

「フリーター」と言えば、ベストセラー小説の「ひとり日和」と切り離すことができません。作者は日本８０年代の女性作者青山七恵である。彼女はこの小説で日本文学界の最高賞「芥川文学賞」を受賞した。「ひとり日和」は、アルバイトをしている女の子は、年上の男性と付き合いながら、同時に自分を探して、独立の跡を尋ねるストーリーを描いた。その女の子の仕事や生活、恋愛などの中で様々な出会いと気持ちは気苦労をする。この小説はフリーターとしての悲しみを描き尽くした。小説の内容は今の日本の社会問題の一つを反映している。つまり、多くの若い人はフルタイムの仕事を投入したくなくて、あちこちアルバイトをして、むしろ自由職業者になりたいである。彼らは成長したくなくて、責任を持つことを怖がっている。一人で社会に出ることを怖がっている。、しかし、またこの恐怖はどこから来たのが知らない。作者の靑山七恵は記者の取材を受けた時、「私は彼らに教えて、あなたは第一歩を踏み出すと、自然に道がある。」と言った。彼女は自分の作品がフリーターたちに「第一歩を踏み出す」のを助けられると願っている。

２、丸山俊（２００４）『フリーター亡国論』ダイヤモンド社

本書のタイトル「フリーター亡国論」の文字をまず目にされた読者は、きっと「フリーターが国を亡ぼす」と思われたことだろう。本書の一貫したメッセージは、フリーターが国を亡ぼすのではなく、フリーターを生む社会が国を亡ぼす、というものである。どちらもフリーター亡国論だが、その意味合いは１８０#176;違う。

確かな事実は、２００１年にはフリーターの数が４１７万人に達し、主婦と学生を除く若者の５人に１人がフリーターになっていることである。そして、所得の低いフリーターの急増が社会に無視できない影響を及ぼし始めている。もはや、フリーターの問題は、本人の問題としてだけでなく、社会全体の問題として取り組む必要がある。このような現象を心配している人がたくさんいる。

３、小杉礼子（２００３）『フリーターという生き方』勁草書房

フリーターになった理由について、大きく「夢追求型」、「モラトリアム型」、「やむを得ず型」の３つに分けられる。「夢追求型」は将来の夢を実現するために現在はフリーターをしている者を指す。「モラトリアム型」は職業選択を先延ばしにするため、一時的にとりあえずフリーターになったタイプである。「やむを得ず型」は本人の意思に反してフリーターになってしまったタイプである。