风俗画中的爱情诗——《边城》与《青梅竹马》的对比研究 浮世絵においての恋の詩篇——『辺城』と『たけくらべ』の比較研究毕业论文
2022-06-16 21:27:15
论文总字数:18790字
摘 要
《青梅竹马》以吉原附近的小镇为背景用抒情的笔调描写了美登利和信如之间唯美的初恋。《边城》以远离现实社会的黑暗的小镇为舞台,展现了苗族年轻人的爱情故事,歌颂了田园牧歌式的生活方式。
《青梅竹马》和《边城》在小说发生的背景、主人公的塑造、恋爱的过程等方面有许多相似之处。本论文通过樋口一叶的《青梅竹马》 和沈从文的《边城》的比较研究,了解两作品所展现的地域风情、创作的技巧以及所描绘出的中日两国之间的风俗、文化和思想的差异。从而加深对中日两国之间的了解。
关键词:青梅竹马 边城 樋口一叶 沈从文 比较研究
要 旨
『たけくらべ』は吉原周辺の町を舞台に美登利と信如の淡い恋物語を叙情的な筆致で描いた。『辺城』は現実社会の暗黒を離れる茶峒の若者の恋愛物語を描くことによって、牧歌的な生活風景を展示したのである。
『たけくらべ』と『辺城』の二つの作品が生活場面の描写、主人公の形象、恋の設計などの面で似たところが多い。本論は樋口一葉の『たけくらべ』と沈従文の『辺城』の比較研究を通して樋口一葉と沈従文の作品の帯びた地域色彩、創作上の技巧、両作品に描き出された中日両国の文化·風俗·人間の発想などの類似点と相違点を明らかにした。これによって中日両国の相互的理解に役立とう。
キーワード:たけくらべ 辺城 樋口一葉 沈従文 比較研究
目 次
はじめに………………………………………………………………………………1
1. 『たけくらべ』と『辺城』のあらまし……………………………………4
1.1樋口一葉と沈従文……………………………………………………………4
1.2『たけくらべ』と『辺城』のあらすじ……………………………………4
2. 浮世絵のような背景…………………………………………………………6
2.1東京の遊郭と湘西の茶峒……………………………………………………6
2.2千束神社の夏祭りと茶峒の端午の節句……………………………………8
3. 美登利と翠翠…………………………………………………………………10
3.1美登利と翠翠の少女形象……………………………………………………10
3.2似ている性格…………………………………………………………………10
4. 恋の詩編………………………………………………………………………14
4.1美登利と信如の恋……………………………………………………………14
4.2翠翠と儺送の恋………………………………………………………………15
4.3似ている恋の設計……………………………………………………………16
4.3.1青春期の愛情…………………………………………………………16
4.3.2イメージの運用………………………………………………………17
5.エレジーの結末………………………………………………………………20
5.1悲しい結局……………………………………………………………………20
5.2悲しさの原因…………………………………………………………………20
おわりに……………………………………………………………………………22
謝 辞……………………………………………………………………………23
参考文献……………………………………………………………………………24
はじめに
樋口一葉の肖像は日本五千円紙幣の新デザインに採用されたことを知った後、彼女に興味を持ち始めた。
樋口一葉は日本明治維新以降の最初の職業女流作家である。彼女の一生は短く、彗星のように輝かしかった。『たけくらべ』は一葉の最高傑作として、評価は非常に高い。この小説は遊女の運命に付けられた美登利と運命の少年藤本信如との幼い恋を中心に、明治社会のどん底の人民の生活を描いたものである。
この小説を読んだ後、似ている中国の作品を思い出したのである。それは沈従文の『辺城』である。沈従文は故郷の近くの茶峒を舞台に翠翠という主人公をめぐる兄弟二人との恋愛物語を描いて、牧歌的な生活情景を目の前に表している。
その二つの作品が生活場面の描写、主人公の性格、恋の設計などの面で似たところが多い。もちろん作品の中で、日本と中国の文化と風俗における様々な相違点も展示したのである。本論文は樋口一葉の『たけくらべ』と沈従文の『辺城』の比較研究を通して、樋口一葉と沈従文の作品の帯びた地域色彩、創作上の技巧、両作品に描き出された中日両国の文化·風俗·人間の発想などの類似点と相違点を明らかにしようと思う。それによって中日両国の相互的理解に役割を果たそうと思う。
先行研究を樋口一葉と沈従文に関するものとの二つに分けて紹介する。
①樋口一葉および『たけくらべ』に関するの国内外の先行研究
中国国内では樋口一葉に関する研究はあまり多くない。無論、『たけくらべ』についての研究も少ない。樋口一葉の作品を初めて紹介したのは周作人である。しかし、その時は読む人は少なかった。その後、一葉の新五千円札への登場以降、一葉は再び人々の視線に入った。今まで中国では樋口一葉の小説に拘って研究する傾向がある。たとえば、王蓉は「樋口一葉『たけくらべ』への認識」という論文において『たけくらべ』が叙情的な形式を利用したと述べたが、物語りの深層にはやはりリアリティーに満ちた作品という結論を出した。由倩は「樋口一葉と張愛鈴の文学における女性像——『十三夜』、『たけくらべ』と『金鎖記』を中心に」の中で、樋口一葉が描いた女性を挙げて、女性がほとんど古い風俗に束縛されているので、恋愛や婚姻への希望を断念せざるを得ないことを指摘した。
日本側は、一葉についての研究はそれぞれの面から展開されてきた。研究対象は小説に限らず、和歌、日記にも関わっている。和田芳恵は樋口一葉を研究する専門家として、一葉の作品と日記に対して突っ込んだ分析を行なって、高い評価を与え、『樋口一葉の日記』、『樋口一葉の人と作品』などの多くの著作がある。そして、一葉を研究する学者の塩田良平は『樋口一葉研究』において、一葉の短い天才のような生涯に同情を寄せて、彼女の作品の文学価値を肯定した。さらに、佐多稲子は美登利の初潮か初店かという論争を述べた。また、野口富士男、前田愛、藪禎子と大岡昇平なども自分の主張を発表した。近年活躍する一葉における女性研究者が多くなり、研究角度も広がっている。
②沈従文および『辺城』に関する国内外の先行研究
沈従文についての研究は中国で非常に盛んであるが、沈従文と樋口一葉の比較研究がない。しかし、沈従文と川端康成の比較研究資料は多い。趙学勇は『沈従文と川端康成の比較論』で「沈従文と川端康成の生活経験と審美興味が似ていて、作品の中で似ていた表現と描写が多く見られた。」[1]と述べた。鄧家鮮は沈従文と川端康成は生き生きした女性の美を描き、人間性の美を表し、人間と自然との統一を探し求め、美と悲の最高境界を作り上げたということを指摘した。張建偉は「『辺城』と『雪国』の比較研究』」の中で主に小説の背景、人物形象、作品のスタイルなどの角度から研究している。本論は沈従文と川端康成の比較研究の方法を学んだ上で、『たけくらべ』と『辺城』の分析を行う。特に作品の背景、テーマなどの比較研究資料に基づいて、『たけくらべ』と『辺城』の中で少年少女の恋愛の類似したところ、作品の似ている結局などの新しい視野から研究する。
日本側は沈従文についての比較研究はあまり多くない。作家と作品に対しての研究は様々である。城谷武男は湘西へ行き、現地調査に基づいて、平易な解説文を付けた『湘西』を書いた。小島久代は『沈従文――人と作品』で沈従文の人生経歴と作品の関係をもっと詳しく分析した。また、たくさんの研究者は生態理念を理解した上、新しい分野から沈従文の作品を研究している。
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