文 献 综 述

１．赵彦俊と胡振京（２００８）『日本”宽松教育”』述介《外国教育研究》２００８第７期

「ゆとり教育」というのは、学生にゆとり時間を与えて、学生の自由に発展をさせ、学生の学習能力を高め、生存能力を育てる。それから学校教育の多様性と融通を実現する。具体的に、「ゆとり教育」は次の二つ目標を達成しべきだ。（一）学生方面の目標、つまり、学生の素質をたかめるーー自分で勉強し、自分で思考し、革新を得意するなど「活」の能力。（二）学校教育方面の目標、つまり、学校教育の融通と多様を実現する。「ゆとり教育」の実質は学生の主体性を十分に発揮し、学生が教育、学習と自分発展の主人公にならせる。

「ゆとり教育」の目標を達成するために、社会発展と時代発展の求めと教育の中で存在する問題によって、日本政府は教育内容と教育時間などをめぐて、一連の措置をとった。つまり、その措置は「両減」、「両縮」と「一増」をまとめた。

２００４年７ヶ月、東京都中央教育委員会の家長アンケート調査によって、「学力」を下降する事態は、小学校で約４３％、中学校で約５２％と考えていた。

２００４年１２ヶ月に、経済合作与発展組織（OECD）の学生の学習の達成度についてアンケート調査と国際教育評価協会（IEA）の国際数学、理科教育動向についてアンケート調査にようって、日本の学生の「学力」は下降する事態を呈している、これも反対派は学生の「学力」を下降する論の有力な証拠になった。

２．刈谷剛彦（２００４）『教育改革の幻想』筑摩書房

　刈谷剛彦（２００４）では、山形、埼玉、東京、富山、愛知、滋賀、愛媛、熊本の８都県それぞれから、後悔されている教員名簿をもとに小学校、中学校それぞれ２００人ずつの教員をランダム抽出し、アンケートをとり、「近年の教育改革について、教員はどう考えているのか」を明らかにした。

その結果、「総合的な学習の時間」について、小学校で約７割、中学校で約９割が「今までとは違う力がついているとはおもわない」とし、「子どもにどんな力がついたのか不安だ」という設問に対しては、小学校の約５割、中学校の約７割が「はい」と答えている。ここから刈谷剛彦は、教員「総合的な学習の時間」に意味を見出せて折らず、なくしてもよい、と考えていると考察している。