摘 要

日本电视剧在丰富大众生活的同时，也影响着大众的生活方式、人生观、价值观。电视剧中所描写的女性形象可以反映社会对女性的定位，影响社会对女性的认识，具有重要的社会和文化意义。日本电视剧中描写的女性形象是各个时代日本女性的缩影，与社会背景、文化传统等有密切的关系。
本论文通过对日本1980年代以来的人气电视剧中女主人公的“性格特征”、“恋爱婚姻”、“社会形象”进行分析，阐述了从女性形象的变化中反映出的日本女性意识所发生的相应变化。

关键词：日本电视剧；女性形象；变迁；女性意识变化

要旨

日本のドラマは庶民の生活を豊かにすると同時に、大衆の生活様式、人生観、価値観にも影響を与えている。テレビドラマが描かれた女性像は世間が女性に対する役割の位置付けを反映することができて、社会の女性に対する認識に影響して、重要な社会と文化の意義を持っている。日本のドラマで描かれた女性像は、様々な時代の日本社会の女性の縮図であり、社会背景、文化伝統などに深く関わっている。

本論文は1980年代以来の人気ドラマのヒロインの「性格と特徴」、「恋愛結婚」、「社会でのイメージ」を分析し、女性像の変化から反映された日本の女性の意識の変化を考察した。

キーワード：日本のドラマ；女性像；変遷；女性の意識変化

目　次

1　はじめに 1

　　1.1　研究の動機及び目的 1

　　1.2　先行研究 2

2　研究方法 3

　　2.1　テレビドラマの選出方法 3

　　2.2　テレビドラマの分析方法 3

3　データ分析 4

　　3.1　80年代のドラマ女性像分析 4

　　　　　3.1.1　「燃えろ、アタック」小鹿ジュン 4

　　　　　3.1.2　「赤い疑惑」大島幸子 5

　　　　　3.1.3　「おしん」おしん 5

　　　　　3.1.4　80年代のドラマ女性像の特徴のまとめ 5

　　3.2　90年代のドラマ女性像分析 5

　　　　　3.2.1　「ラブジェネレーション」上杉理子 6

　　　　　3.2.2　「ロングバケーション 」葉山南 6

　　　　　3.2.3　「GTO」冬月あずさ 6

　　　　　3.2.4　90年代のドラマ女性像の特徴のまとめ 7

　　3.3　00年代のドラマ女性像分析 7

　　　　　3.3.1　「黒い革の手帳」原口元子 7

　　　　　3.3.2　「ビューティフルライフ」町田杏子 8

　　　　　3.3.3　「アネゴ」野田奈央子 8

　　　　　3.3.4　00年代のドラマ女性像の特徴のまとめ 8

　　3.4　10年代のドラマ女性像分析 8

　　　　　3.4.1　「家政婦のミタ」三田灯 9

　　　　　3.4.2　「昼顔」木下紗和 9

　　　　　3.4.3　「ドクターX～外科医・大門未知子～3」大門未知子 10

　　　　　3.4.4　10年代のドラマ女性像の特徴のまとめ 10

4　80年代以来のドラマ女性像の変遷についての考察 11

　　4.1　社会環境の変化による女性像の変遷 11

　　4.2　女性像の変遷に見られた女性の意識変化 12

5　おわりに 13

参考文献 15

謝辞 16

日本のドラマにおける女性像の変

遷についての考察

――80年代以来の主なドラマを対象に

1 はじめに

　メディアの内容は人々のライフスタイルにこっそり影響を与えると同時に、人々の意識の領域にも作用し、社会的価値観の形成にも関わっている。その中で、文化伝播の重要な部分とするドラマは、女性の価値観の伝達に対して大切な現実的な意味を持っている。これから、本研究の動機及び目的と先行研究について紹介する。

1.1研究の動機及び目的

女性のイメージは日本のドラマのキャラクター作りの中でずっと非常に重要な地位を占めている。さまざまな女性のイメージを描き、女性の生活におけ

る困惑を反映し、女性の前向きな姿を表現するのは、日本のドラマの創作の中で顕著な特徴の一つである。1970年代、山口百恵が「赤い疑惑」で演じた幸子は無邪気だが、白血病にかかった。しかし、彼女はどんな苦難があっても、積極的に生活に直面していた。彼女の悲惨な身の上を無数の人々が思いやっていた。あの時、楽観的で強い女性のイメージは視聴者に深い印象を与えて、さらにあの世代の人々の心の中の美しい記憶になった。近年、専業主婦たちの不倫を女性の視点から描いたドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち」、妻が夫に復讐するというサスペンスドラマ「僕のヤバイ妻」などは激しい議論を巻き起こした。日本のドラマは内容であれ形式であれ、飛躍的に変化してきて、登場する女性像もそれにつれて変わってくる。

テレビドラマが描かれた女性像は社会の女性に対する役割の位置付けを反映することができて、社会の女性に対する認識に影響して、重要な社会と文化の意義を持っている。テレビで放送された日本のドラマで描かれた女性像は、様々な時代の日本社会の女性の縮図であり、政治、社会背景、文化伝統などに深く関わっていて、現実社会の女性の意識も反映している。

そこで、本論文では80年代以来、様々な時代の日本のドラマの典型的な女性像を分析し、女性像に変化があるならば、どのように変化してきたのかを明らかにし、社会環境とともに女性像の変化を分析しようと思う。

1.2先行研究

ここでは、日本のドラマにおける女性像に関する先行研究を見てみよう。

テレビをはじめ、メディアにあらわれた女性像に関する研究は、ここ20年ほどの間に盛んに行われてきた。これらの研究は、女性像に関して、年代別の特徴を明らかにしてきた。

村松(1976)によると、1970年代のホームドラマには「頼しい母と耐える女」というイメージが強く、女性の自立は家庭という限定された範囲に止まってしまうという。さらに、藤宮（1999）は1980年代の朝ドラのヒロインの生き方について注目し、彼女たちの自身の利益のために頑張るという設定が見えにくいという重要な指摘をした。

伊藤(2003)は1990年代の代表的な人気ドラマの女性像を分析し、1990年代のドラマでは「新しい女性」のイメージが提示されたものの、男性の成長を支える「助役」として扱われる傾向があり、自分らしい生き方への努力と信念が結果の出ないまま終わりを迎えるという「家庭への回帰」が指摘された。

山本(2011)は、2000年代に入っても、ホームドラマの中では、家事や育児をするのは専ら女性であり、「男性は仕事、女性は家庭」という性別役割分業は、依然として残っていることを指摘した。また、女性は家庭を守るべきだというようなメッセージは、変化していないということが明らかになった。しかし、専業主婦であっても、主婦という仕事に誇りを持ち、自分の生活にあまり不満を感じていない女性が多かったという。2000年代のテレビドラマでは、現代の女性はある程度は自立しており、自分の生き方を見つけている女性が増えてきていると考えられる。

女性とメディアについての研究の分野において、テレビドラマの描く女性像に関する研究成果は豊富に存在している。しかし、女性が重要な役割を果たすにかかわらず、1980年から放映されてきたドラマを変遷という視点から考察する論文は未だに少ない。従来の研究は、年代別の女性像の特徴を深く分析した。その女性像の変遷と現実社会の関連についての指摘は見られない。それらに対し、本研究では、これらの先行研究の結果を踏まえながら、現実社会の状況と照らし合わせて、女性像の変化について考察を行う。

2研究方法

この章ではテレビドラマの選出方法と分析方法について具体的に説明する。

2.1 テレビドラマの選出方法

本研究ではまず日本のドラマの時期を、1）1980年－1989年、2）1990年－1999年、3)2000年－2009年、4）2010年以降、という四つに分けて、それぞれ三つのドラマを選んだ。

さらに時期ごとにドラマを選ぶ基準として、1）視聴率の高さ、2）ヒロインがいるといった条件を設けることによって、考察対象を確に絞り、以上の条件を満たしたのを各期の代表的なドラマとして扱う。

2.2 テレビドラマの分析方法

ヒロインは日本のドラマで非常に重要なキャラクターであり、もっとも代表的な女性像でもあるので、本論文では日本のドラマのヒロインを中心に分析したいと思う。しかし、多くの重要な女性キャラクターがいるドラマもある。その場合は、その中でもっとも代表的な女性像を選んで、ヒロインとして分析する。この分類基準に基づいて、分析対象としてのヒロインは12人いることになる。

分析対象としたドラマとヒロインの一覧は、下表に示したとおりである。

対象としたドラマとヒロイン一覧

　本論文は主に女性の性格と特徴、恋愛結婚観と社会での役割の3つの観点からドラマの女性像を分析して、12人の女性像をまとめる。社会環境の変化による女性像の変遷と女性像の変遷に見られた女性の意識変化などについて考察をする。

3データ分析

80年代以来の12本のドラマのヒロインを深く分析することによって、以下のような分析結果が得られた。