对日本“回避单独吃饭”现象和趋众心理的关联性的考察;日本における「ぼっち飯回避」现象と群集心理の関連性についての考察毕业论文
2021-03-27 17:06:17
摘 要
据说最近在日本的年轻人中,“不想一个人吃饭”的这种心理在逐渐蔓延。其中也有人在学校或是公司,因为不想一个人吃饭所以躲在厕所等地方吃饭,这成为人们讨论的话题。辻大介认为,这未必是因为忍受不了一个人孤独寂寞,而是与重视和大家友好相处的协调性、不想被朋友边缘化有着很大的关系。
本文围绕日本社会“回避一个人吃饭”的现象,以日本年轻人为对象,围绕年轻人的吃午饭情况以及对“回避一个人吃饭”行为的看法展开了问卷调查。并基于问卷调查结果,从趋众心理的视点出发,围绕“社会和趋众心理的影响”、“重视‘和’的集团主义”、“对人际关系的影响”等社会文化及心理因素考察了“回避一个人吃饭”这一现象产生的社会背景及文化背景。本研究有助于进一步了解日本社会现象、加深对日本文化的认识。
关键词:“回避一个人吃饭”现象;趋众心理;人际关系
要 旨
最近日本における若者の間で、「ひとりでご飯を食べるのは嫌だ」という心理が広がっているという。中には学校や職場などにおいて、一人で食事をしている姿を見られたくないので、トイレの個室などで隠れて食事をとることが話題となっている。辻大介によれば、これは必ずしも一人でいる寂しさや孤独感に耐えられないということではなく、「みんなと仲よく」的な協調性を重視し、「仲間外れになるのが怖い」ことに強く関連しているという。
本論では、「日本におけるぼっち飯回避現象」をめぐって、日本における若者を対象にアンケート調査を行い、若者のランチ状況や「ぼっち飯回避」に対しての考えなどを調べた。さらに、調査結果に基づいて群集心理という視点から、「世間と群集心理の影響」、「『和』を重視する集団意識」及び「対人関係への影響」などの社会文化や心理要素を中心に、「ぼっち飯回避現象」を引き起した社会背景及び文化背景を考察してみた。本研究は日本社会現象や日本文化をさらに理解するのに役立つと考えられる。
キーワード: 「ぼっち飯回避」現象;群集心理;対人関係
目次
1 はじめに 1
2 先行研究 2
3「ぼっち飯回避」現象についての調査 3
3.1 アンケート内容、方法 3
3.2 調査結果 3
4「ぼっち飯回避」現象と日本人の群集心理 5
4.1 世間の影響について 5
4.2 「和」を重視する集団意識 6
4.3 対人関係への影響 7
5 終わりに 9
参考文献 10
謝辞 11
日本における「ぼっち飯回避」現象と群集心理の関連性についての考察
1 はじめに
学校や職場において昼食は、栄養摂取の場だけではなく、友人と同僚と交流を深める社交の場でもある。日本では一人で食事するのが嫌で、つまりぼっち飯を回避する若者が少なくない。一緒にランチを食べる相手がいないことを恐れたり、一人で食事をとる姿を見られるのが怖ったりして、町沢はこういった若者を「ランチメイト症候群」と呼んでいる。これは、おもに学生(特に女子学生)や若いOLを中心に見られる。一人で食事をとる自分は友達がいない人間ではないかと不安を覚え、症状が悪化すると学校に行けなくなったり仕事を辞めてしまうといった深刻な問題を抱えているという。近年、トイレの個室などで隠れて食事をとる青年の姿がメディアなどで報じられている。社会現象とまで言えるほど広まっているかは定かではないが、あらゆるアンケートで「便所飯の経験があるかどうか」に肯定的な回答した学生は一定数であり、無視することのできない現象のひとつになっている。
日本では特に女の子たちは群れることを好み、一人でいるときは抵抗を感じてしまう傾向がある。集団に所属することで適応し、「他者と群れること」が集団内で適切な行動としてみなされるようになる。それで、「誰かと一緒にいなくてはいけない、一人ではいけない」というような考えが湧いてくると考えられる。
本論では、「日本におけるぼっち飯回避現象」をめぐって、日本における若者を対象にアンケート調査を行った。さらに、調査結果に基づいて群集心理という視点から、「ぼっち飯回避現象」を引き起した社会背景及び文化背景を分析した。本研究は日本文化への理解を深めることを目指す。
2 先行研究
「ランチメイト症候群」という名前は精神科医の町沢静夫先生によって名づけられている。ネットでのアンケート調査では、一、二割の対象者が一人で食事することに抵抗を感じていることが明らかになっており、また女性に多い傾向であることも現れている。町沢(2001)は著書の中で、最近は若い男性にもその傾向が現れていると書いている。一人で食事をする自分の姿を見た人は自分に魅力がなく価値がないと思われるだろうと思うので、ランチメイト症候群は自分自身のみではなく、周囲の人間環境にも起因していると考えられる。町沢はランチメイト症候群のルーツを、集団に守られつつ他者を非難する日本の村八分の現象に求めている。日本は「和」を重視する傾向が強い国であり、日本では村八分という制度は和を乱す行為が批判、排除の対象になりがちであり、古来より敗戦後まで継続した。
辻大介が2008年に行った調査の結果によると、どの年齢層でも「一人でいる」ことより、「友達がいないように見られる」ことを耐えられないと感じている傾向があるという。そして、これは「仲間外れになりたくない」という認識に強く関連していると述べている。学生たちは、登校するときも仲間と待ち合わせて行き、昼食も一緒に食べ、帰るときも一緒に帰るという。また、友人と意見が食い違ったときに「納得いくまで議論する」より「相手に話を合わせる」傾向も認められる。つまり、「みんなと仲よくする」協調性を重視する。和田秀樹(2010)も辻大介(2009)と同様に、友達がいないことが苦痛なのではなく、「友達がいない」と思われることが苦痛なのだと指摘している。そのため彼らは、一人で食事をしないで済むように、特に親しいわけではないが、「一緒にランチをする」という役割だけの友達、つまりランチメイトを作る。
現在では、ぼっち飯回避現象に対しての研究はまだ少ない。本論文では、ぼっち飯回避は集団環境や群集心理との関連に着目し、考察してみた。社会という集団環境において、日本人は食事するときにほかのメンバーの考えと気持ちを重視しているのか、友人関係を保つために努力しているのか。本研究は、先行研究の補足研究として、「ぼっち飯回避現象」に関しての社会文化及び心理要素という視点から論じた。
3 「ぼっち飯回避」現象についての調査
3.1 アンケート内容、方法
3.3.1 調査対象
長崎外国語大学と山口大学の学生、計46名(男性10名、女性36名、平均年齢19.43歳)を対象に、大学生のランチ状況や便所飯についての感想のアンケート調査を実施した。
3.3.2 調査内容
質問内容は調査対象者の昼食行動、友人関係、便所飯についての感想などで構成した。さらに、選択を「いつも(100%)、だいたい(80%)、それなり(50%)、あまりない(30%)、ない(0%)」の5段階に分けて、その中から一つ当てはまるものを選択する。「いつも、だいたい」を肯定的にしており、「あまりない、ない」を否定的にする。参考選択に加え、当てはまらない場合の自由記述欄を用意し、当てはまるものを三つまで選択してもらった質問もある。「便所飯についての感想」は自由記述欄を用意する。
3.2 調査結果
3.2.1 調査対象者の昼食行動
調査対象者の昼食行動を調べた。「大学の食堂で誰かと一緒にランチをしますか?」について、73.9%(34人)の学生は「だいたい」、「いつも」と回答する。「1人で食事をする人を見ると、気にしない」と選択した学生は97.8%(45人)を占めるが、30.4%(14人)が「一人で食事することを見られたくない経験がある」と選択し、その理由としては主に「友達がいないと思われるのが嫌だという気持ちがあるから」、「人目が気になるから」である。そして、「世間で一人でランチをする人は友達がいない、孤独な人だと思うと思いますか」について、13.0%(6人)が「はい」と選択した。
「一人でランチをするのに抵抗があるかどうか」について、43人(93.5%)が肯定的な選択をした。抵抗があることを選択した割合の多い順位は、食べ放題(82.6%)gt;食堂(21.7%)gt;カフェ、ファーストフード店(13.0%)gt;ラーメン屋(10.9%)gt;ない(6.5%)である。肯定的な選択をした人数の割合が多い順に「ランチをを一緒に食べる相手が席に着くまで食べるのを待つ」80.4%(37人)、「自分が大好きな料理でも、もしほかの友達が反対されたらあきらめる」45.7%(21人)、「外食する時、食べるものは相手によって決める」21.7%(10人)、「一人で食事をするより親しくもない人と食事をしたほうがいいと思う」13.0%(6人)である。
3.2.2 調査対象者の友人関係
調査対象者のうち、全体の89.1%(41人)が「特定のグループに所属している」と回答した。所属する理由を尋ねると、90.2%(37人)が「学校生活が楽しくなるため」、63.4%(26人)が「落ち込んだりしても支えてもらえるため」、36.5%(15人)が「相談がしやすくなるため」、8.7%(4人)が「一人で浮いた存在になりたくないから」、4.9%(2人)が「その他」を選択した。「昼食を一緒に食べる相手は同じグループの友人」については、65.2%(30人)が「いつも」、「だいたい」を選択した。
3.2.3 調査対象者が「便所飯」についての感想
半数の調査対象者は衛生の面から「衛生的に良くないと思う」、「衛生面で考えてやめたほうがいいと思う」といった意見を述べた。10.9%(5人)が「臭い」、「美味しくない」と回答した。23.9%(11人)が「便所飯」をする人に理解すると述べた。「無理して人前で食べる必要はない」、「一人になれる空間が便所しかないので何も気にしない」、「みんなの視線があるのが怖いと思うのは仕方がないと思う」などであった。13.0%(6人)が「普通の場所で一人で食べればいいと思う」、「一人で食べるにしても、もっと良いところで食べればいいと思う」と回答した。
4 「ぼっち飯回避」現象と日本人の群集心理
4.1 世間の影響について
ぼっち回避の生起に関しては、「世間」という概念を参照することは有用であると思われる。阿部は、西洋中世史の専門家の立場から世間が日本人の行動を拘束する重要な概念であることを指摘している(阿部、2004)。ぼっち飯回避の人は、世間には「一人で食事をする人は友達がいない、魅力もない人間だ」という規範があり、これに拘束されていると考えられる。
4.1.1 自分の考えと世間観の違い
アンケート調査によれば、一人でランチをする人に対する「自分の考え」と「世間観」を比較して、明らかな差が示された。一人でランチをする人に対し、自分自身は特に気にしないが、「世間観」を「自分の考え」を上回っており、自分自身よりも世間の方が「一人でランチをする人が孤独で魅力もない人だ」と思っていると推測している。
4.1.2 世間との関連
アンケート調査によれば、「一人でランチをするのに抵抗があるかどうか」という質問に、肯定的な選択をした人が93.5%を占め、明らかに多かった。その理由を聞かせると、「目立つから」、「食べ放題とか、普通はグループで行くでしょう」などであった。やっぱりほかの人はどう思うか、自分のことをどう見ているかを気にする。また、人間は「一人でいる自分」を過剰に意識している傾向がある。
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